公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第5章 在宅緩和ケア

この章では、がん疾患のみならず非がん疾患についての在宅緩和ケアを学びます。テキスト版よりも詳しく解説するため、5-1、5-2、5-3それぞれを2つに分けて映像化しています。(   )内は、映像教材の講師名です。各節の小見出しは、映像教材の見出しです。各節をクリックすると、テキスト版のPDFと、映像教材を視聴できます。

1-1.在宅緩和ケア総論1(蘆野 吉和)

かかりつけ医だからこそ最期まで患者と家族に寄り添い、苦痛を和らげより生を全うできるよう支援していきたいものです。この節では、在宅緩和ケアの概念と今日に至る世界的な潮流を詳しく解説します。

1-2.在宅緩和ケア総論2(川越 正平)

この節では、日本のこれまでの在宅緩和ケアを時系列に概観します。さらに、これからの地域包括ケア時代における、患者や家族の家庭での生活を地域で支える在宅緩和ケアについて考えていきます。

2-1.がん疾患の在宅緩和ケア①(茅根 義和)

この節では、がん緩和ケアのなかで疼痛について取り上げます。がん性疼痛の理解から、薬剤の選択、開始と増量の方法など、がん疼痛緩和ケアの基本的な部分を確認します。とりわけ、オピオイドの選択や使い方、オピオイドが効きにくい場合に対処法を解説します。

2-2.がん疾患の在宅緩和ケア②(浜野 淳)

この節では、がん緩和ケアのなかで疼痛以外の主要な症状の評価と対処法を取り上げます。頻度の多い呼吸困難や嘔気・嘔吐、せん妄に対する対処法、その他知っておくと良い症状の対処法について学びます。

3-1.非がん疾患の在宅緩和ケア-総論(平原 佐斗司)

非がん疾患の緩和ケアは、多様な病態と取り組むことになりますが、基本的な考え方を理解し適切に対応することで、患者や家族の苦痛を和らげ、残された時間をよりよく過ごすことができるようになります。この節では、総論として非がん疾患の在宅緩和ケアにおける重要な点を整理していきます。

3-2.非がん疾患の在宅緩和ケア-各論(平原 佐斗司)

この節では、非がん疾患の在宅緩和ケアを各論で解説します。具体的には、COPD、心不全、認知症に焦点を絞り講義します。最後には、非がん疾患の緩和ケアに習熟するために何を学び続ける必要があるのかについても考えます。

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