医師の一挙一動は患者さんや家族に影響を与えるものです。この節ではそのことを意識し在宅医療における訪問時の一般的な留意点について考えます。
それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「4-1 訪問時の一般的な留意点」(5分9秒)では、患者さんや家族への配慮や信頼関係構築を中心に一般的な訪問に際しての注意点を講義します。
「4-2 在宅介護を開始した家族の不安への対処」(3分55秒)では在宅ケア導入には不安を感じるものだと理解し、家族をさりげなく励まし自信を持って取り組むためのエンパワーメントを考えます。
「4-3 在宅医療における身体診察」(3分21秒)在宅医療の限られた現場では問診と身体診察の比重が大きくなります。コミュニケーション能力が落ちた患者さんでの家族や介護者からの情報収集も重要となることを理解します。
そして、「4-4 在宅医療における検査の位置づけ」(3分15秒)では、検査の限界を知りつつ実践する在宅での診療について考えます。在宅の特性に応じた検査を実施し、必要なときには病院との連携も考えることが必要となります。
講師: 和田 忠志(医療法人社団 実幸会 いらはら診療所 在宅医療部長)
4.在宅医療における診療の基本 (1.13MB)