この節では在宅においてベッドサイドで実践できる検査について学習します。適切に治療方針を決定していく上で、検査は医学的情報を集める上で重要なものです。最後には実践的な症例提示を交え講義を行います。
それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「6-1 血算生化学などの検体検査(POCT検査を含む)」(2分32秒)では、在宅医療の現場での血算生化学検査について確認します。その場で検査できるPOCT検査についても触れます。
「6-2 呼吸状態の目安:SpO2とETCO2」(1分51秒)では、呼吸状態を評価するのに有用な経皮的酸素飽和度測定装置の注意点、近年小型化してきた呼気週末二酸化炭素濃度測定装置の活用について講義します。
「6-3 超音波検査と心電図検査」(2分39秒)在宅医療の現場で活用しやすくなった小型エコーによって、熱源検索や呼吸不全と心不全の鑑別などにも活用できるようになってきました。1誘導心電図やPCやPDAに記録するタイプの心電図についても紹介します。
「6-4 細径内視鏡」(1分35秒)では、細径内視鏡を用いて嚥下機能の評価や胃瘻交換後の確認を、在宅で行なうことができることを講義します。
そして、「6-5 症例提示」(4分57秒)では、在宅医療での検査が有用だった3例の症例を提示し、在宅医療での検査の活用を学びます。
講師: 泰川恵吾(Dr. Gon 診療所 理事長)
6.在宅医療で実施する検査 (1.66MB)