公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第3章 在宅における治療技術

5.輸液管理(城谷 典保)

経口摂取がどうしても困難な場合などには、栄養管理としての輸液が必要になります。加えて輸液は体液管理や薬剤投与のための血管確保の重要な手段でもあります。この節では在宅の現場における輸液の管理について学びます。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「5-1 栄養投与経路の選択・管理の基準」(2分44秒)。在宅医療の現場では栄養アセスメント自体が十分に行われていない現状があります。ここでの学びを通じて、患者の変化を注意深く診察し評価できるようにします。基本的に経腸栄養が選択され、安易な静脈栄養は勧められません。
「5-2 栄養療法の選択基準」(2分49秒)では適切な静脈栄養の適応について解説します。
「5-3 中心静脈カテーテル(CVC)の管理」(4分52秒)では、在宅医療の現場でも中心静脈栄養法を訪問薬剤師などとの連携で実施できることを学びます。CVCは適切な観察・管理が重要となるため、ここで知識を整理し実践に活かします。終末期においても適切な栄養管理により患者のQOLは改善できます。
「5-4 終末期の輸液の管理」(3分34秒)において、終末期において重要な水分投与量も確認します。
「5-5 皮下輸液」(3分33秒)では、緩和ケアにおける安全な輸液の投与経路としても利用できる皮下輸液について学びます。

講師: 城谷 典保(医療法人社団 鴻鵠会 理事長)

5.輸液管理 (1.66MB)

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