公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第5章 在宅緩和ケア

1-1.在宅緩和ケア総論1(蘆野 吉和)

かかりつけ医だからこそ最期まで患者と家族に寄り添い、苦痛を和らげより生を全うできるよう支援していきたいものです。この節では、在宅緩和ケアの概念と今日に至る世界的な潮流を詳しく解説します。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「1-1-1 在宅緩和ケアとは」(1分26秒)では、最初に在宅緩和ケアを概観します。住みなれた地域の日常的な生活の場である「在宅」。そこで看取りも含めた緩和ケアを提供するためには、地域の仕組みが必要です。
「1-1-2 在宅緩和ケアの概念」(2分19秒)では、在宅緩和ケアを必要とする疾患について理解を深めます。さらには、患者に寄り添った在宅緩和ケアの概念を考察します。また、在宅緩和ケアの対象となる症状や患者・家族の苦悩について説明します。
「1-1-3 在宅緩和ケア・ネットワークと現状」(2分25秒)では、医療、福祉、ボランティアなどが連携するネットワーク構築について考えます。患者や家族が望む形で在宅緩和ケアを十分に提供できる地域はまだ多くはないのが現状です。
「1-1-4 緩和ケアの世界的潮流」(4分45秒)では、欧米各国の現状やホスピスプログラム利用状況を調査した論文を紹介します。欧米での政策としてのヘルスケアに組み込まれている状況をも解説します。
最後に「1-1-5 在宅緩和ケアの内容と課題」(3分11秒)では、在宅緩和ケアに特徴的な要素と、普及のための課題をまとめます。参考となるオーストラリアの緩和ケア戦略も紹介します。

講師: 蘆野 吉和(社会医療法人北斗 地域包括ケア推進センター長)

1-1.在宅緩和ケア総論1 (2.25MB)

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