公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第5章 在宅緩和ケア

2-1.がん疾患の在宅緩和ケア①(茅根 義和)

この節では、がん緩和ケアのなかで疼痛について取り上げます。がん性疼痛の理解から、薬剤の選択、開始と増量の方法など、がん疼痛緩和ケアの基本的な部分を確認します。とりわけ、オピオイドの選択や使い方、オピオイドが効きにくい場合に対処法を解説します。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「2-1-1 がん性疼痛の種類と評価」(3分17秒)では、鎮痛薬の選択に影響する疼痛の分類を確認します。痛みが生活をどのように阻害しているのかを適切に聞くことで、疼痛コントロールの目標を定める考え方を学びます。
「2-1-2 基本的考え方」(4分19秒)では、WHO 3段階がん疼痛除痛ラダーとがん疼痛の薬物治療に関するガイドライン2014年版を用いて、非オピオイド、オピオイドの薬剤選択など基本を確認します。
「2-1-3 オピオイド選択と使い方」(5分19秒)では、内服可能な時とそうでない時に分けて、オピオイドの選択を考えます。さらには、オピオイドの始め方、増量の仕方について、ポイントを絞って具体的に講義します。
神経障害性疼痛などではオピオイドが効きにくい場合があります。「2-1-4 オピオイドの効きにくい痛み」(2分46秒)では、鎮痛補助薬の薬剤名、開始用量、標準的用量を細かく講義します。

講師: 茅根 義和(株式会社東芝 東芝病院 緩和ケア科 部長)

2-1.がん疾患の在宅緩和ケア① (1.91MB)

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