公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第5章 在宅緩和ケア

2-2.がん疾患の在宅緩和ケア②(浜野 淳)

この節では、がん緩和ケアのなかで疼痛以外の主要な症状の評価と対処法を取り上げます。頻度の多い呼吸困難や嘔気・嘔吐、せん妄に対する対処法、その他知っておくと良い症状の対処法について学びます。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「2-2-1 呼吸困難の評価と対処」(5分1秒)から始まります。緩和ケア対象の患者では呼吸困難をきたすことが多くその対処に苦慮することが多いと思います。呼吸困難の評価と対処法として薬剤投与やその他のケアについて学びます。
嘔気・嘔吐は不快な症状であり、苦痛を緩和するために対応が必要です。「2-2-2 嘔気・嘔吐の評価と対処」(4分10秒)では、がん患者の嘔気・嘔吐について、適切な評価や対処法について、とりわけ制吐薬の考え方と選択方法について学びます。
「2-2-3 せん妄の評価と対処」(3分35秒)では、せん妄について学びます。せん妄は十分な知識がないと対処に苦慮しがちです。また、せん妄の症状は家族にとっては不安になるものです。ここではせん妄の評価と対処法を学びます。
「2-2-4 その他の症状緩和」(5分26秒)では、がん緩和ケアでよく使われているステロイドの使い方を再度整理するほか、気道分泌や高カルシウム血症などについて言及します。

講師: 浜野 淳(筑波大学 医学医療系 講師)

2-2.がん疾患の在宅緩和ケア② (1.91MB)

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