新生児医療が進歩したことにより、結果として医療的ケアを必要とする子どもが増えています。この節では、周産期・小児医療や少子化対策など、小児在宅医療が果たす社会的役割とその必要性を概説します。
それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「1-1 少子化と子どもの死亡数の減少」(4分22秒)では、少子化対策として周産期医療や小児医療の維持・充実が重要であること、子どもの死亡数が減少しているなど、小児医療を巡る社会的背景を解説します。
「1-2 小児在宅医療の対象となる子ども」(5分25秒)では、医療依存度の高い子どもたちが、どの程度、どのような経緯で分布しているのか、小児在宅医療の対象となる子どもたちの特徴とは何か、を包括的に理解します。
「1-3 小児在宅医療の波及効果と展望」(5分36秒)では、小児在宅医療が整備されることの社会的な意義を再確認します。周産期医療や小児救急医療、少子化対策など、子どもたちが安心して地域で育つ環境整備における小児在宅医療の役割と波及効果を考えます。
講師: 前田 浩利(医療法人財団はるたか会 理事長)
1.小児在宅医療の課題と展望 (1.83MB)